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スーパーカブに中国製水冷のエンジンを載せてみました。
そこで気づいたことを書いています。

※カブのクラッチ調整については→こちら
ぶっきらぼうな書きかたで申し訳ない。

おもに
・マフラ選び
  −つくのかどうかー
・配線
  −もし「solo」に、このエンジンを載せるとしたら‥‥
についてです。
最近はスペアとなった、純正エンジンもいじっており、75ccと88ccで作っています。

・カブカスタムはじめました。
  -これからはじめるカブカスタム
  -いま、一番組みたいエンジン腰上編 カブ モンキー 86cc
  -いま、一番組みたいエンジン腰下編 カブ モンキー 86cc
エンジンにこだわりつつも、フルチューンだけを目指さないカブカスタムを考えていきます。

2007/05/07

クラッチが切れない! ジャズ

中古の純正クラッチを600円で購入してきて、取りつけたものの、
切れない症状が直らないジャズ。

何度も分解した結果、これしかないと思い当たるところをみつけた。

ネットで検索しても、クラッチが切れない症状の多くはフリクションディスクと
ドライブギアの歯が噛み合っていないというものであり、
はじめから、そこは確かめつつ組み立てていたので問題がなかった。

クラッチは、クランクシャフトと一緒に外側のカバーが回転し、
カバーが押されることで、内側に歯のついている、フリクションディスクがフリーになる。
そして、トランスミッションへ出力が止まる。
クラッチが切れないということは、常にフリクションディスクが回っている、ということだ。

精度の測定はしていないものの(それがいけない)、組み立てはまちがっていないため、
長らく原因が分からないクラッチ不良がつづいていたが、
先日、車の運転をしながら考えていたら、思い当たる映像が脳内にあった。

クラッチプレートの中央部分が盛り上がるように変形していた。
それも、もともとジャズについていたものも、中古で手に入れたものも、である。
88ccにエンジンは変えてあるため、シングルのまま、クラッチスプリングを交換している。
その組み立てのときに、変に思っていたのだ。
それが曲がっているために、クラッチがいつもすこしくっついていて、切れないのだろうと推測している。
新しく純正部品を注文しているので、届いて、組み立てたら、わかるはず。

2007/05/02

結局空冷

水冷エンジンはまったく問題がないのでやることがない。
馬力も実用的で申し分ないし、どこも壊れない。

なので、結局空冷エンジンをさわることにした。
取り寄せたのはネット通販したハイコンプ88ccキット。
シリンダとピストンのセットだ。
ジャズのエンジンを下ろし、自動車のタイヤ8つとベニヤ板でつくった作業台に乗せた。
高さがちょうど良く、かんたんに片づけられるのが良いところだ。

シリンダヘッドはデイトナのハイポートを使うため、ブラストをかけた。
2年くらい前にコンプレッサと一緒に買ったのだが、あまり出番がない。
重いのと、うるさいからだ。
常設できるガレージが欲しいものである。

カブのほうは72ccから、水冷エンジンに載せ換えて108ccになった。
50ccのジャズでは物足りないわけではないけれど、88ccから順番に体験してみたくなった。
幸い、カブエンジンの改造費用くらいはある。
そういうわけで部品をすこしずつ集めていたのだ。

今日、行ったのは、シリンダとシリンダヘッドとクラッチとオイルポンプとキャブレタの交換だ。
88ccの改造としては非常にスタンダードなものである。
昔はエンジンを積んだままできることがなんだかうれしかったが、最近はちょっとしたことでも下ろしてしまう。
カムシャフトを交換するのも、下ろして、ヘッドをとりはずしてしまう。
なぜかというと、僕の場合、しゃがんでいると、足が疲れるので、作業がいいかげんになってしまうから。

全部部品をはずして、洗って、乾燥させてから、机の上に雑巾を広げて、ちびちびオイルを塗りながらやっている。
洗うときは普通の台所洗剤と、使い古しのスポンジで水洗いする。
台所のシンクで皿と同じように洗う。もちろん、くっついたオイルは先に拭きとっておく。
そうすれば、もうつらい作業ではなくなるし、ほんとうにきれいになるので楽しくなる。

キャブレタはすでにシリンダヘッドにくっつけてあった。
セッティングはまだわからないのであるが、アイドリングはそのままで出るだろう。
シリンダは前述のとおり、88ccのハイコンプである。
フラットピストンのほうが望ましいのだが、ハイポートも含め、ダックス70系のヘッドはほんとうに燃焼室が深い。
圧縮が欲しかったので、出っ張りピストンを選んだ。

今回はクランクケースは割らなかった。ガスケットを買うのを忘れていた。
なので、ガソリンを中に投入して、振って洗った。
けっこう、その方法を使ってしまう。パッキンに良くないと思うが。

オイルポンプを厚みのあるものに換えるさいは、シリンダ方面に送る穴を大きくするようにいわれている。
不要という説も、そもそもオイルポンプを交換する必要すらないという説もあるが、趣味の世界の問題なので、交換し、穴を大きくした。









いちおう、組み立ては終了したが、車体に乗せるのはまた明日。夜になってしまった。