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スーパーカブに中国製水冷のエンジンを載せてみました。
そこで気づいたことを書いています。

※カブのクラッチ調整については→こちら
ぶっきらぼうな書きかたで申し訳ない。

おもに
・マフラ選び
  −つくのかどうかー
・配線
  −もし「solo」に、このエンジンを載せるとしたら‥‥
についてです。
最近はスペアとなった、純正エンジンもいじっており、75ccと88ccで作っています。

・カブカスタムはじめました。
  -これからはじめるカブカスタム
  -いま、一番組みたいエンジン腰上編 カブ モンキー 86cc
  -いま、一番組みたいエンジン腰下編 カブ モンキー 86cc
エンジンにこだわりつつも、フルチューンだけを目指さないカブカスタムを考えていきます。

2006/12/08

ビジネス

午後、野々市から小松までを往復した。

ひさびさにカブを動かした。

やはりパイロットジェットが小さいようで、アクセルを少しだけあけて巡航が不安定だった。
「買おう」と決めて、金沢の南海部品へ。

「PC20に使えるパイロットジェットありますか」
「そこになければないよ」
「そこにあるもので使えるものは?」
「こっちでもわからない」
「じゃあ、いいです」

家に帰ってネットで調べたら、5分もかからずにわかった。
どこの店もジャスコみたいにまともだと思っちゃいけないな。

自分が店番をしていたら「調べるからちょっと待ってね」と言う。

2006/12/07

北陸天気

一日のどこかで必ず雨が降るので、バイクに乗れません。
乗れないこともないのだけれど、雨具を持っていかないといけないので、
ひょいと乗って、ひょいと去る、バイクならではの移動ができないので自動車。
今日もベコベコのアルトバンで出かけた。

2006/11/22

正直なところ

soloについて考えるにあたって。
ネットで探してみたところ、ボアアップに向かないとかいろいろ書かれていた。

そもそもどんなバイクだって排気量をあげることなんて考えられてないし、
いまさら言うことではない。つまらない。
もちろん、その反論も言い尽くされていると思うので、つまらないけれど。

R-STAGEとかが速いのはわかっている。
でも、ハイオクを入れたいとは思わないし、馬鹿でかい音をたてて走りたくもない。
だいいち、タンクが4リットルしかない。
今でさえ増槽を積んでいるほどだ。

110ccでも純正と同じくらいの回転数をつかうエンジンなら、マフラも純正でいけると考えた。
太さも重要だけど、ピストンのスピードが同じなら、マフラの構造が同じならば、
排気量が違ってもそこそこ抜けるんじゃないかと思ったからだ。
僕は、これでいい。
工作欲に負けるまでは。

思うのだけれど、ほんとうに詳しいバイクの本が必要だ。
これがあれば、誰でもきちんと直せる、いじれる、というものだ。
先日書店で『はじめてつくるパワーアンプ』という本を眺めていた。
もう、抵抗がなんなのか、というあたりから書かれていて、このくらいのバイクの本があったらなあ、と思っていた。
オイル・シール、ベアリングから、それぞれがなんなのか、なぜこの大きさなのかというところからだ。
かなり、大きな本になると思うのだが、それがあったら、欲しい。分冊されていても良い。
バイク乗りが寝る前にベッドで読めるようなやつだ。

追記:工作欲に負けた。

2006/11/21

もし「solo」に、このエンジンを載せるとしたら‥‥

たまたま、家にsoloもあることだし、
コメントもいただいたので、実際には乗せないけれど計画してみた。

新しく用意するのは6Pコネクタ(写真1)という配線をまとめてつなぐ白い部品だけである。
そのほか、端子もいくつかいるけれど、道具箱に入っているものを使うことにする。










写真1




また、セットに付属のハーネスも使用しない。
CDIは付属品を使いたいが、端子の配置が異なり、soloの純正品とそのまま置き換えられない。
とりあえず純正品でも始動はするだろうし、壊れることはないだろう。
僕自身、エンジンを乗せ換えてすぐにカブのCDIでかかることは確認している。
正直、どちらでもそんなに変わらなかった。
セルモータについては、あとでなんとかすることにして、キックで良いからかかるようにしたい。


エンジンからは3種類のケーブル類が出ている。
前のほうからはセルモータの太い2本の線。
真ん中からはジェネレータや点火タイミングを出す5、6本の束。
その少し後ろから、どのギアに入っているかを示すための5本の束。

エンジンを動かすには真ん中のものだけが関係していて、
その他はまあ、あったら便利だけどどっちでも良いもの。
ニュートラルだけは取るが、他は切ることにする。

今回は「動かす」までとすることにして、その配線を見てみたい。

本来は6Pコネクタがなくてもいいのだけれど、市販のもののほうが大きくてつなぎやすいし、
純正の端子をいちいち買いにいくのがめんどうなので、
すべて平型に置きかえてしまう。
純正のエンジンに戻すときは、純正のエンジンのほうを加工してしまえば良い。
バイクを手放すことを考えていないのだったら、かまわないだろう。

まず、真ん中の束についているコネクタは切り捨てる。
そして、それぞれのコードに平型端子を取りつけて、6Pコネクタに差しこむ。
こんな感じだ(写真2)。
あとは、これに合わせるので、どこでも良い。











写真2




カメラを近づけすぎてぼやけてしまったがわかると思う。
上の行は「白」・「黄」・「黒っぽいの」で、
下の行は「青白」・「何もつながない」・「緑/赤?(後ろの束からこれだけ切りだす)」だ。
ニュートラルはテスタで調べればすぐにわかる。

次に車体側にコネクタをつける。
カブの場合はエンジンの近くにコネクタがあって色をすぐにみることができたが、
soloはシートの下の黒いカバーを取らねばならない。
六角レンチのところだ。

そこをあけるとエンジンからきているケーブルがささっている。
そこを見ると写真3のようになっていた。










写真3




なにやら線が多いような気もするが、6本以上は出ていない。
なんとかなるだろう。
今、思いだしたのだが、soloにはスタンドが出ているかどうかを見るスイッチもあったので、
それからの配線が多いのだろう。たぶん、写真3で、手でつまんでいる中では右上のものだ。
カブとそれほど変わらない。
soloはカブのように配線を隠す場所がないので、この黒いところに置きたいが、
今はsoloの目の前にいるわけではないので、6Pコネクタが収まるのかどうかわからない。
どうきれいにつなぐかは各人にお任せすることにして、とりあえず動かすための配線に向かう。

というわけで、カブでの配線の写真を挙げる。










写真4




上のほうにちょっと映っているのがバイクからの配線で、
つまり、写真2のようにコネクタにつないだなら、同じようにつなげば良い。
ほんとうに同じ色に見えるものをつなげば良い。
エンジンでの「青/白」と車体の「青/黄」は同じもの。
エンジンでの「黒っぽいの」と車体の「黒/赤」は同じものだ。
「白」や「黄」はそのままつなげば良い。
褪せていてわかりにくいが、右奥のニュートラルは「緑/赤」だと思う。

これだけつないで、キーをオンにして、キックすればエンジンはかかってしまうだろう。
セルモータを使うなら、リレイとスイッチをキーの裏側とモータのあいだにつなげば良い。
せっぱつまって必要なものでもないので、いずれ足せば良いかと考えている。
僕のカブは、はじめからセルがついていたモデルなので、端子を換える以外のことはしていない。

soloについては、エンジンマウントが弱いと聞いている。
確かに曲げた鉄板が熔接されているだけだ。いつか切れてしまうだろう。
だが、それがどうしたというのか。
クラックが入ってから考えれば良いじゃないか、と思う。
そのあたりもバイクライフじゃないだろうか。
僕はそう考えている。
この冬はこの水冷エンジンをマニュアル化して、ジャズに積みたいな、と思っている。

今回はまだ推敲していないので、いずれ書きなおそう。とりあえず。



2006/11/16

悪天候

現在の石川県は雨や雹が降り、バイクに乗れません。

2006/11/10

慣らしは、ひとまず終わり。

早朝、というか夜中の2時、8号線を走って糸魚川まで行った。
道はまだ濡れていた。雨が降っていたらしい。
こういうとき、フルフェイスは助かる。

これでエンジンを乗せ換えてからの走行距離はだいたい1000kmとなり、
そろそろ慣らしは終えても良いだろうという気になった。
3000kmしたほうが良い意見も聞いたことがあるが、
もう、何をすれば良いのかわからないのでいいだろう。
土日でオイル交換をしておしまいとしたい。

富山県と新潟県の境目あたりは妙に気温が高かった。
親不知に向かうトンネルの入り口でしばらく海を見ていたが、
ほんとうに暖かかった。
去年の今ごろは紀伊半島にいた。
南のほうなのだが、それほど暖かいということもなく、
連れは無惨にも急性胃炎で入院していた。
しかたがないので、潮岬のキャンプ場で何日か過ごしていた。
日が当たると非常に暑く、テントにいられないので、
串本の街のTSUTAYAで立ち読みをしていた。

串本から金沢までは1日で帰れたので、9月にいった鳥海山よりは近かったのだろう。

2006/11/09

調整:パイロットスクリュ

ここ数日で急に冷えた。冬になったのだろう。

早朝、セッティングを変える。
アイドリングができないのだ。
パイロットスクリュをしめこむ。
もう、1回転も残っていない。
番手をあげなくてはいけないだろう。

現在は35番なので、38かまたはそれ以上が必要だ。

2006/11/03

岩間温泉:慣らし5日目

いまちょっと、コーヒを飲み過ぎておなかが苦しいんだけど。

今朝早く、岩間温泉に行ってきた。
片道は40〜50kmで1時間くらいで行ける。
白山スーパ林道の入り口で分かれて。あとはただまっすぐいくだけ。
柵があったりするんだけど、カブならこっそり通れちゃったりする。

いぜん、KMX125で行ったときは、水温が上がって大変だった。
KMXもラジエータに電動ファンがない。
今日も少し不安で、焼きついてしまったら困るなあ、と思っていたのだけれど、
まったく、リザーバの水位もあがることなく、到着。
まあ、気温が5度くらいだったから。

ナンバのない、モンキィが1台いて、タオルが干してあったので避難小屋で寝ていたのだろう。
そのあいだに風呂に入る。

下界でいう初夏にきたときは、だいぶ崩れていて、歩かないと来られなかった。
いつのまにか、道に落ちてきていた土砂は取りのけられていて、
再び、去年の今頃と同じような状態になっていた。
一里野の温泉はここの源泉を引いているらしい(去年、風呂で聞いた)から、
パイプラインのメンテナンスのためにも、ここを崩れたままにはしておけないのかな、と思った。

あれだけの土砂をどこにやったのだろう、まさか下に落としたんじゃないよなあ、と崖の下を見てみたが、
やっぱり、どこかに持っていったようだった。
確かに下の川にはダムがあるから、上から捨てるわけにはいかない。
それにしても、すごい作業だ。
信じられない量で、今年中にはどけられないだろうな、と思っていたのだけれど。

温泉は成分はわからないけれど、透明で、硫黄臭はする。
出てくるお湯は極めて熱い。素手では触れない。
源泉は99度だそうだ(これも去年風呂で聞いた)。
温度調整は川から引いた冷水でおこなう。
いぜん、屈斜路湖の和琴温泉では、たしか、土嚢袋で排水の量で温度を調整していたような記憶がある。
それよりは、より、意図的に素早く温度が調整できて便利だ。
無料の露天風呂(ときどき風呂掃除の手伝いなどはある)が好きである。
なにより、岩間は人が少ないのが良い。
しかし、聞くところによると、5月の連休などはテントが立ち並んだりするそうである。
おそろしいことだ。

2006/11/01

アフタ・バーナ

昨日の夕方には、小松空港に行った。
なんだか飛行機が見たくなったからだ。

小松空港は小松基地でもあり、滑走路は軍用機も飛ぶ。
航空自衛隊の基地で、普通の空港ではなかなかみられないヘリコプタやF-15も飛んでいる。

基地所属の飛行機だから、空港のベランダから見ていると、
飛び立つときは「いってらっしゃい」で、着陸のときは「おかえりなさい」という感じだ。
旅客機は小松のじゃないから「よく来たね」。
午後5時少し前、戦闘機が何機も帰ってきて、交代なのかな、出かけていった。
F-15がすごく大きくて(でも20mはない)、とほうもない大きな音を立てて離陸していった。

誰でも「飛行機の音は大きい」と思うだろうけれど、
戦闘機のものはまた格別。
旅客機は静かだなあ、と感じるくらい。
アフタ・バーナを点けて離陸する機は、後ろに炎を吹きながら、
揚力ってあれだけ推進力があればいらないんだ、と思うくらいの角度で上昇していった。

空港のベランダ(なんていうんだろう)には、模型がすこしだけ置いてあって、
戦闘機はほんとうに、エンジンだけなんだと思わされる。
前後に細長いジェットエンジンがあって、それに向きをコントロールする翼と、人間が乗るところがついている。

カブのほうの慣らしは約350km。

2006/10/31

キャブレタ調整:ケーヒンPC20

クラッチ調整が5分で見事に終わったのに気をよくして、
キャブレタもついでに見ておくことにする。

まず、110ccに使えるのか、ということについて。
PC20はベンチュリ径がだいたい20mmのキャブレタである。
エンジンキットには24mmのキャブがついていたのだけれど、
アクセルワイヤがなく、自分でも持っていなかったし、
マニホールドが致命的に細かった(加工したけど)ので、
つかわずに、72ccのときから使っていたPC20でいくことにした。

エンジンを動かしての初感想は「ぜんぜん小さくない」ということだ。
きちんと高回転までまわるし、トルクバンドが広く、乗りやすい。
3速でヘアピンをまわって、アクセルを開けると、後輪が滑りだすくらいだ。
セッティングは現在のところ

MJ:95
PJ:35
スクリュ:1.5戻し
クリップ:下から2段目

となっている。(ニードルの番手は見ていない‥‥)
これはキタコのカブ用で、STDヘッド用マニホールドがついたキットである。

昨日まではクリップが真ん中だったのだが、スロットル開度1/4あたりでつんのめるような感じがした。
燃料が足りないような気がしたので、クリップの位置を下げて対応した。
クリップの上げ下げは文章だけだとわかりにくいけれど、こういうことだ。
「下にニードルが出ているほど、ガソリンの出てくる穴をふさぐ」

このキャブレタをつかうようになって7年になるが、
エンジンを載せ換えてはじめて、各ジェットが担当する部分を感じることができた。
その部分調整すると、きちんと反映された。
72ccにPC20は大きすぎたのだろう。
負圧が足りなかったのだと思う。
72ccには16~18mmくらいのものがいいのではないだろうか。


KITACO:キタコ/ビッグキャブキット

KITACO:キタコ/ビッグキャブキット

遠心クラッチ調整

ネットで調べて、調整をした結果、滑らなくなった。
これは非常にうれしい。
あやうく、クラッチ板を調達に奔るところであった。

いちおう、書いておく。
遠心クラッチのバイクにはクラッチのあるあたりの外側に、ロックナットとアジャストボルトが出ている。
水冷エンジンは純正品と違って、トランスミッション側にクラッチがついている。
なので、円筒の頂点というわけでもなく、中途半端な場所に飛び出している。

まず、ロックナットを緩める。
次にマイナスドライバでアジャストボルトをまわしてみる。
普通のネジと逆で時計回りで緩む。抵抗なく回るくらいに緩める。
今度は、なにかに当たるまで反時計回りにまわす。
あたったところから1/8緩めて、ロックナットを締めて終わり。

まったく滑らなくなり、ばっちり加速するようになった。

運用開始:慣らし2日目

昨夜は能登半島の下半分を走った。
今日は、午後から山に向かった。

国道157号線を金沢から岐阜方面に向かい、下吉野のあたりで県道44号線に入る。
そのまま川沿いに走れば大日ダムにつく。狭い道なのに、車通りは多い。
ダムサイトは何かの作業をしていて、車がたくさん(3台以上)止まっていた。

水冷カブは上々だが、クラッチが滑る。
昨日も気づいて、オイルを換えていたのだがすべるすべる。
すこしラフにアクセルを開けるとエンジンの回転だけがあがってしまう。
もしかすると、遠心クラッチの調整で済むのかもしれない。
明日、見てみよう。















慣らし、ということで、ていねいに走っている。
低回転でも高回転でも大きな負荷をかけないように、適正な回転を維持して走る。
500キロはそんなふうに走ろうと思う。

72ccの頃に比べて、同じ速度での回転数も下がっているから、
そのあとも全開にすることはほとんどないだろう。
そのくらい、トルクがあるのだ。

大日ダムの右岸(上流から下るときの視点)からは、左岸の水没した集落が見える。
現在、水位がいくらかすくないため、田んぼの跡や、あぜ道がきれいに見えた。















くるりとまわって、降りてみると、きれいな田んぼに見えた草原は、
すべてオナモミでできていた。
まるっこくて、洋服にたくさんくっついた。


















すこし寒くて、非常に疲れたので帰ってきて寝た。
2日で250キロくらいは走った。半分。

2006/10/30

運用開始:慣らし1日目

ようやく走れるようになったカブで、深夜の散歩。
燃料タンク1本を目標に出かけた。

これから、ようやく、このブログで書きたかった、
水冷エンジンをカブできちんと運用する、というのを書きはじめることができる。
めでたいことである。

もはや、積み込んでしまったので、これからは各所を調整しながら、運用していく。
日々、30キロくらいの通学と、その途中の買い物と、週末や突発的なツーリングを行うだろう。
カブのことだけではなく、そのときしていること、頭の中にうかんだことをとどめずに出力していく。
自分がなにをそのときに考えていたのか。
写真はときどき撮るけれども、そんなにマメなほうではない。
写真を撮っている暇があったら、実物を眺めて楽しみたい。
何かをしながらメモを取る、という習慣がないので、Macに向かってから考えはじめて書いている。
ただ、読みやすくは、心がけたい。

午後9時半、家のものはイージス艦で東京湾に攻めこむ映画をみていた。
僕はすでに見ていたため、5分で概要を話した(困ったやつだ)。
わからないのは、最後に細菌(だったかな)の入った容器を悪者は割ろうとする。
主人公はそれを守るわけだけど、割るだけで効果があるのなら、ミサイルは必要ないんじゃないだろうか。
船を乗っとる必要もなかったような気がする.

ともかく、説明を終えて、カブに乗って家を出た。
夕方、おなじエンジンをカブに積もうとしている人のブログを見つけたのだが、
ブックマークを忘れて、なんと検索してみつけたのかも忘れてしまった。

とりあえず、高岡に向かう。
低回転を保って、巡航をしたかったので、幹線道路が望ましかったのだ。
野々市町に住んでいるため、山側環状で森本に出る。
この道をみていると、手取川の100円橋が不思議で仕方ない。
もっと立派な橋やトンネルが無料なんだけど。

前をずっとV-MAXが走っていた。
その前は大型トラックが走っていて、それは小矢部まで続いた。
このあたりのガソリンスタンドはなぜか非常に安くて、
今夜はレギュラーが122円だった。
家の近所のエネオスは137円である。山ひとつ越えると、違うものである。

排気量が上がったので燃費の変化が気になる。
タンクが4リットルしかないため、燃費の大幅な低下は避けたい。
お金の問題よりも(もちろん重要ではあるが、4リットルしか入らないため、
そんなに気にならない)容量の問題である。
先に書いてしまうと、1リットルで、40キロくらいは走れた。
そんなに悪くない。もっと、燃費の良い走りかたはできるので、
実際の運用では45キロから50キロを目指したい。

高岡のアルペンの手前で左折して氷見に向かう。
ここからは初めて通る道だ。
普段は159号線で斜めに横切って七尾に行ってしまう。
対岸の富山の灯がきれいにみえた。
国道160号線は七尾の街の直前で山の中に入る。
ほんとうに真っ暗の峠道で、一度止まってエンジンを切ってみたら、
何も見えなかった。星は出ていたが、自分の手も見えなかった。

峠を降りたところの自動販売機で缶コーヒを買い、飲んだ。
星空、道路、カブ。
ひと月ぶりだったせいだろうか。
この自由さに声をあげたくなった。
カブはいままでになく、ただ、乗ることを楽しませるバイクになった。
良い景色があっても、止まるよりも、このまま乗っていたほうが気持ちよいのではないだろうか。
そんなふうに、どこまでも一息に走っていけそうな気がした。

七尾の街からは159号線で金沢に一直線で帰った。
気づいたのだが、159号線はずっと下りだ。
知らず知らずのうちに速度があがってしまう。

午前1時に帰宅。

またもや

写真を撮りわすれてしまったが、配管も配線も終了して、走れるようになった。
ラジエタはNSR50のもの、マフラはモンキーRTのものを使うことで、スペースの問題はクリアした。

作業終了後、夕飯を食べてすぐに、
金沢から、高岡、氷見、七尾、羽咋、と回るルートで、ひとまわりした。
200キロはないだろう。慣らしのはじまりだ。

2006/10/29

モンキーRT

ジャズの純正マフラーはつかないことが判明。
純正品で探すのが難しいのだろうか。
しかし、センタ・スタンドを失うのは困る。
ゆえにアップマフラのみを探すことにした。

というわけで、とりあえずはモンキー用のものということで高岡へ。
富山県の高岡である。
ガソリンが不思議と安いのが(今日はレギュラ123円のところが一番安かった)高岡の特徴だけれども、
バイクの中古部品に関しては、かなり珍しい大きさと言って良いのではないだろうか、
倉庫みたいなところが存在する。
手に取って、選べる点が良い。

そこで、モンキーRT用のマフラーを買ってきた。
どんなバイクだか知らなかったのだが、家に帰って調べたので、今はわかった。
フレームの違う、モンキーだ‥‥

モンキーのもカブのも見比べてきたが、モンキー純正はいくらなんでも入り口から細すぎる。
小指の頭しか入らなかった。
低回転向けではあるが、110ccである。いかがなものか。
その店はふたつ店舗があり、ひとつはなんとか部品というフランチャイズの用品店。
もうひとつが倉庫のような店舗である。
行ったり来たりして、結局、倉庫のほうで買ったのである。

実はもう、取りつけてしまった。
夜だったので、写真は明日撮ろう。

2006/10/27

つきそう。

散歩の途中、JAZZが止まっているのを見つけたので、なんとなくみてみる。
マフラ、これはつきそうじゃないかな。
だいぶ下を回ることになるけれど、探してみようと思う。

エンジンが110ccではあるけれど、とくに回して走りたいわけでもなく、
とことこ水冷エンジンの静かさを楽しみたいので、純正のもので良いかと思っている。

多くの海外製の100cc以上のエンジンを積んだバイクだって、細いマフラだし。

2006/10/21

つくのかどうかー

非常に厳しいと言わざるを得ない。
モンキーに積むのならともかく、カブにはそのままは難しい。

ポンプがマフラーの通り道にある

からである。

これはいかん。ほんとにいかん。
カブ純正も、社外品も、検索していただければ、すぐにステップとブレーキのすきまを、
パイプが通ることがわかるだろう。
そこを通そうとするかぎり、水冷ゆえの機械式ポンプに当たるのである。

社外品でばたばた走りたいわけではない私は考えた末に、CL50(12V)のアップマフラにしよう。
と考えた。
いまもそう考えているが、ネットオークションでの出物がないので待っている。

社外品であれば、いくつかのメーカから、このエンジンに適合しそうなアップマフラはある。
アップマフラも、排気ポートが下を向いている以上、いったん下に出たあと、180度近くまわって、上に向かう。















上の写真のようにポンプや、シリンダからポンプへの配管が出っぱっている以上、
いったん、下に出たあとに、すこし後ろにいきながら、上に出るものは取りつけが難しいと思われる。

例としてはakrapovicのものはその代表だろう。













アップマフラではあるものの、ポンプにヒットする。

したがって、モンキー純正に近い取り回しのSPIのものなどは有望である。














マフラを選ぶのも結構たいへんである。
ポンプ周りを回避しても、今度は右側のカバーや、サスペンションから逃げられるものを選ぶ必要がある。




届いた。

エンジンが到着した。
たいへんなことである。

一応、どのようなエンジンか書いておこう。

lifanという、日本ではなじみのない名前のメーカのものだ。
公式サイトからの引用である。
---
Model: 1P50MH-3
Main technical specifications:
Engine model: 1P50MH-3
Type: single-cylinder, water-cooled, four-stroke, electric & kick-start, auto-clutch
Bore (mm): 50.0
Stroke (mm): 55.5
Displacement (ml): 109.0
Compression ratio: 10:1
Ignition: CDI
Max.power (kw/r/min): 6.2/7500
Rated Power(kw/r/min): 5.2/7500
Max.torque (N.m/r/min): 8.3/6000
Min.fuel comsumption (g/kw.h): ≤367
Idle (r/min): 1500
N.W (kg): 23
Dimension(mm): 470×285×280
---
出力の単位はkwで、馬力のだいたい0.7倍くらいを示している。
だいたい8馬力というところだろう。
おそらくエンジン単体での出力だと思うので、車体に乗せたあとは、2割くらい割り引いて、6.5馬力ぐらいだと考えている。

2006/10/20

これまでのあらすじ

高校を卒業してすぐに入手したスーパーカブは72ccであった。
50ccだと思って、近所のバイク店で正しく購入したにもかかわらずである。
購入して数ヵ月後にシリンダの刻印を見て気づいた。

それから7年。月日は流れ、紆余曲折を経てI県で大学院生をすることになった。
毎日の通学の足として大いに活躍していたカブであったが、4万キロを目前にして、圧縮が抜けるようになった。
ピストンリングの磨耗に違いあるまい。
そう思って必要なものを揃え、分解に至った。
正しく組み立て、カブは再びちゃんと走るようになった。
夏休みの旅行などの用途に使われ、ますます酷使が進むカブであった。
もちろん、壊れるなどということはない。
メーカは偉大である。
あとはパーツリストをネットで公開すれば、より威光は津々浦々に渡るであろう。

基本的に悩みはなにもないのである。
「○○はつきますか?」
「自分で調べれ」
というようなこともなく、ただ常識とマニュアルにしたがっていれば良いのである。

ある日、エンジンを載せ換えてみたくなった。
TL50という縦型のほうはエイプのものに載せ換えて、明るいヘッドライト生活を送っている。
ネットオークションには中国製とされる、互換エンジンがたくさん売られている。
どれにしよう。
一週間悩んだ。
水冷の魅力に負けて、結局そうした。
載るのだろうか。
届くまでわからない。